2013年12月18日水曜日

イエダニの生態



宮本です。
















イエダニは、家ネズミの血液を吸うダニですが、しばしば人からも吸血します。

刺される部位は脇、腹や腰部、陰部、太股や足首など皮膚の柔らかいところが多く、

その際非常に激しい痒みを伴い、中には刺した傷跡が何日も痒いこともあるようです。

イエダニは肉眼でも観察できるほどの大きさ(0.6~1㎜)で、

特に吸血後は赤~黒いダニが徘徊している姿が見られることもあります。

前途したように、ネズミにつくダニなので、必ずネズミの生息が見られます。

主にネズミの営巣場所で繁殖し、その数が増加します。

したがってネズミの営巣場所が近くにある時、またネズミが営巣を放棄した時などに

被害が増える傾向があります。

近縁種としてトリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニがいますが、

いずれも鳥の血を吸い、鳥の巣で増えたダニが人からも吸血することがあります。

この場合はネズミでなく、鳥の巣が天井や壁の隙間にあるときに人が刺されます。

イエダニ同様の刺咬場所で、やはり激しい痒みを伴います。

以上のように、ダニによる痒みが疑われるときには、

ネズミがいるか、野鳥がいるか、吸血したダニが徘徊しているか、

などによっておおよそ推定できることもありますが、

皮膚の痒みや発疹は医師の判断、

ダニの種類同定や駆除の相談は専門業者に依頼する方がいいと思われます。

イエダニ等の中気門のダニ類は殺虫剤に弱く、

ピレスロイド系のエアゾール噴霧、燻煙、微量粒子空間散布、

有機リン剤の散布なとで十分効果があります。

もちろんネズミの駆除や清掃も行わないと再発する恐れもあるので、

それらは積極的に行わなければなりません。


















〒798-0087 
宇和島市坂下津甲407-209
TEL:0895-22-8839 
FAX:0895-28-7557

おそうじ・害虫でお悩みのことはお気軽に!
キレつくコールセンターまで!
0120-74-9029(南予 キレつく)

0 件のコメント:

コメントを投稿